兵庫県でがん保険を選ぶポイントと保険相談窓口について
悪性新生物が原因で死亡する人は、兵庫県で28.8%を占めています。これはおよそ10人に3人の割合です。がん治療は、治療費が高額で治療期間も長いのが特徴です。保険商品の保障内容に不備があって、充分な治療が受けられないことがないように、今のうちから適切ながん保険に加入してリスクに備えておきましょう。
がん保険とは
混同されがちな医療保険との違いを紹介します。
がん保険とは
がんに備えるための保険です。がんになったときだけ保障が受けられます。保険会社によってがん保険の内容は異なるので、保障内容も加味したうえで、自分に合ったものに加入しましょう。
医療保険との違い
がんに備えるための保険に加入しなくても、医療保険に加入していれば問題ないと考えている人も多くいます。確かに、医療保険はがんに限らず、さまざまな病気になったときに保障が受けられます。がんになったときも保障が受けられますが医療保険だけでは充分ではありません。その理由は、がん治療のための入院費や手術費は、ほかの治療と比較すると高額だからです。
また、初期のがんであれば、仕事とがん治療を並行して実施できますが、がん治療が最優先で、職場復帰は治療の後となった場合、収入が減少してしまいます。収入が減少するのに治療費が高額で出費が増えるので、病気になったときに保障が受けられる医療保険では、心もとない印象を受けます。また、怪我と比較すると、治療期間が長くかかります。再発のリスクもあります。さらに、治療費が高額な治療を、長い期間実施する必要があるので、がん保険に加入しておくことをおすすめします。
兵庫県の死亡統計指標とがん疾病率について
およそ3割の人が、悪性新生物により死亡しています。
兵庫県の死亡統計指標
平成28年から令和2年までの兵庫県の死亡統計指標は、悪性新生物による死亡数は8万2,267人、心疾患による死亡数は4万3,431人、老衰による死亡数は2万2,231人、脳血管疾患による死亡数は2万1,723人、肺炎による死亡数は1万4,115人、不慮の事故による死亡数は8,780人、腎不全による死亡数は5,868人、自殺による死亡数は4,381人、肝疾患による死亡数は3,924人、糖尿病による死亡数は3,014人、高血圧性疾患による死亡数は1,754人、そのほかの死因は7万4,562人ということが分かっています。
また、死因の割合は、悪性新生物は28.8%、心疾患は15.2%、老衰は7.8%、脳血管疾患は7.6%、肺炎は4.9%、不慮の事故は3.1%、腎不全は2.1%、自殺は1.5%、肝疾患は1.4%、糖尿病は1.1%、高血圧性疾患は0.6%、そのほかの死因は26.1%となっています。
兵庫県のがん疾病率
悪性新生物が原因で死亡した人の割合は28.8%となっています。令和2年の男性の部位別悪性新生物の死亡率は、肺がん、胃がん、大腸がん、膵がん、肝がん、食道がん、前立腺がん、胆のうがん、白血病となっています。令和2年の女性の部位別悪性新生物の死亡率は、肺がん、大腸がん、乳がん、膵がん、胃がん、子宮がん、肝がん、胆のうがん、白血病、食道がんとなっています。
適切ながん保険に加入してリスクに備えよう
一言でがん保険といっても内容には違いがあります。内容を確認しましょう。
最新のがん治療に対応できる保障かどうか
がんは治療して治す時代になってきています。病院では最新のがん治療も導入されているので、保険商品が最新の治療に対応している保障かどうか確認しましょう。もし、保障の対象ではない場合は、保険金を受け取れないので金銭的な負担が大きくなってしまいます。
保険金をどのタイミングで受け取れるようにするか
まだ充分な貯蓄がない人は、一時金を受け取れる保険商品がおすすめです。また、掛け捨てタイプは保険料の負担を抑えられます。自分の貯蓄額と相談しながら、保険金を受け取るタイミングを考えましょう。
手術療法、薬物療法、放射線療法、免疫療法を受けるための保障が充実しているか
がんの部位、年齢、進行状況などにより、さまざまな治療方法を選択します。ある治療方法の保障が充実していても、ある治療方法の保障が対象外であれば、治療方法の選択肢が狭まってしまう可能性があります。
それにより予後に影響を与える恐れがあるので、可能であれば、手術療法、薬物療法、放射線療法、免疫療法を受けるための保障が充実している保険商品を選択しましょう。
保険相談窓口を利用する方法
保険会社で保険商品について相談できますが、自社の保険商品しか取り扱っていないため、納得できる保険商品に加入できない可能性があります。そのデメリットを解消するために、保険相談窓口があります。
保険相談窓口では、数十社以上の保険会社の保険商品を取り揃えているので、同じがん保険であっても、保険商品の内容が異なるところがあります。それらを比較して検討することで、自分に合った保険商品に加入できます。
まとめ
がん保険であれば保障内容はすべて同じではありません。一言でがんといっても、乳がん、肺がん、肝がん、大腸がんなど、さまざまな部位にがんが発生します。その進行具合、年齢、既往歴などを総合的に判断して治療方法が確立されるので、治療を受けるための保障が充実している保険商品を選択しましょう。
また、自分で保険商品を選択することが難しい人は、保険相談窓口を利用してみてください。相談料は何度でも無料です。スタッフが、自分に合った保険商品を見つけるためのサポートをしてくれます。